現状に感謝する

目の前の出来事に集中することで、余計なことを考えずに、思考を制御できる。コツは、現状に感謝すること。何かを達成できたら幸せになる、あるいは特定のポジション、キャリア、役職、権威を手に入れたら幸せになれる、という考えでは永遠に幸せは手に入らず、常に将来の不安を抱えた状態(目の前にニンジンがぶら下がった状態)となる。

 

逆に、今持っている能力、性質、もの、状況などにきちんと感謝し、現状に対して満足感や充実感をしっかりと感じることで生産性や創造性が上がり、次の目標にアプローチする際にパフォーマンスを最大化できる。

 

大きな目標に取り組む際には、ゾロサークルを意識することが重要。これは、まず達成可能な小さなゴールに注目してコントロール感覚を取り戻し、それから徐々に範囲を広げて大きなゴールを達成する方法。きちんと現状に感謝できていない状態では、遠くのゴールだけを見て現状とのギャップに苦しみ自信を失いかねないので、それは避けるべき。

 

他にも、まずは目標を明確にイメージし、現状とのギャップを正確に理解することで、具体的にどういった手順を踏めばそのギャップを埋められるかが分かる。こうすることで先の見えない恐怖から、やるべきことが沢山ある状態に前進する。